ファクタリングのサービスが広がっている
ファクタリンスのサービスは、資金操りに失敗した中小企業などのために始まったサービスです。基本的には、企業は利益を出すために活動をしています。利益が出るならば、サービスを提供して売掛金をたくさん得ようとします。しかし、売掛金を得ることばかり考えていると、売掛金はたくさん得られたが、手持ちの資金がなくなってしまったという事態になってしまいます。
利益が出ているのに倒産してしまうことを黒字倒産と呼びますが、そのような企業はファクタリングのサービスに頼ることになります。例えば、売掛金を3000万円分得られたとします。500万円の支出があったとしても、この企業では2500万円の利益が出ていることになります。しかし、売掛金を大量に得ることばかりを考えていたため、手持ちの資金がゼロになってしまったとします。
すると、従業員の給料や、店舗や設備の維持費が払えなくなってしまいました。このままでは倒産してしまいますが、銀行や消費者金融でもお金を借りることができませんでした。そういったときに、ファクタリングを利用して3000万円の売掛金のうち、1000万円分を1割の手数料を支払ってすぐに900万円の現金に換えたとします。すると、この企業は黒字倒産を避けることができます。
最近では、医療や介護の業界でもファクタリングが利用されるようになっているようです。医療報酬や介護報酬は、請求をしてからお金を得られるまで2ヶ月のタイムラグがあるので、売掛金の一種と見ることができます。この医療報酬などを対象にしたファクタリングサービスも登場しています。