資金繰りを上手に行うために必要な事
資金繰りは会社にとってなくてはならない仕事です。会社の経営が厳しい状態なら資金繰り表を作るのは当然であり、余裕があっても表作りは最初に行いたい仕事となっています。これは、損益計算をするためでもあり、何が問題点なのかを常に考える事で会社がどう動けばいいのかを判断する材料になると言う理由から来ています。厳しい状態である時には従業員が大事なのか得意先を大切にするのかを考え、優先順位を位置付ける事でその後の判断を冷静に行う事が出来ます。
もちろん、コストの削減は最初の方に考えなければならない事であり、企業が成長するためにはそれまでと同じでは通らない事も覚えておきたい事です。銀行などへの返済は期限を延ばして貰えると言うのは資金繰りのコツです。厳しい状態の時には銀行に相談を持ち掛ける事は基本です。銀行からの信用を大切にしたいと言うのは企業の資金に余裕がある時です。
資金繰りはプライドを捨てる事が大事なので、頭を下げる事も覚悟が必要です。コストの削減はすぐに実行出来るものから行い、資産の売却で手持ちの資金を増やす事も大事です。どちらも即効性の強い方法なので、やっていない企業はすぐに取り掛かるべきと説明されます。通信費や光熱費なども資金繰りの一つなので、損益計算書だけに頼らず周りを見てどの様なところに無駄があるかを考える事が大事です。
売り上げアップが出来ればそれに越した事はありませんが、すぐに取り掛かれるものから順番に行う事も大切です。